寺田屋
てらだや
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寺田屋は、船付場(ふなつきば)を持つ船宿(ふなやど)でした。幕末に起こった2つの「寺田屋事件」の舞台として有名ですが、1つ目は1862年4月に有馬新七(ありましんしち)を中心とした薩摩藩の過激派志士がこの寺田屋に集まり決起を企てた際、薩摩主の父 島津久光(しまづひさみつ)に弾圧された「寺田屋騒動」、そして2つ目が1866年1月に薩長同盟の斡旋をした坂本龍馬が伏見奉行所の役人に襲撃された「龍馬襲撃事件」です。
奇しくも幕末の激動を象徴する出来事があった寺田屋も後世に名を残すことになりました。しかし龍馬襲撃事件からわずか2年後、徳川幕府の崩壊につながった鳥羽・伏見の戦いに巻き込まれ寺田屋も火災などの被害を受けました。その後、全壊を逃れた建物に補修・修復を重ね、今に受け継がれています。建物は、史跡博物館を兼ねた旅館として現在も宿泊が可能です。屋内には、龍馬襲撃事件のとき、気配を察知した龍馬の恋人「おりょう」が入浴中だった風呂場や、龍馬に伝えようと駆け上がった階段が修復され往時の姿を目にすることができます。
寺田屋の庭には「薩摩九烈士碑 (さつまきゅうれっしひ)」という大きな石碑がありますが、これは1862年の寺田屋騒動で犠牲になった薩摩藩の志士を顕彰(けんしょう)するために建てられたものです。
〒612-8045
京都府京都市伏見区南浜町263
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075-622-0243
宿泊施設、ミュージアム
10:00~15:40
1月1日~3日、月曜日不定休
一般 400円 大高中学生 300円 小学生 200円
京阪本線 中書島駅から徒歩7分
近鉄電車 桃山御陵前から徒歩10分
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