湯の川温泉
ゆのかわおんせん
北海道 三大温泉郷のひとつ
函館観光の起点に
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2021年05月14日
吉川雅子
keyboard_arrow_down
古くは室町時代から湧き出る湯で病気やケガが治ったという湯治伝説が伝わる、湯の川温泉。本格的に発展したのは、明治時代になってからです。
箱館戦争当時、ここには五稜郭(ごりょうかく)に立てこもる幕府方の野戦病院が作られましたが、軍を率いるリーダーの一人・榎本武揚(えのもとたけあき)は、湯の温度が低く「もっと深ければ熱い湯も出るだろうに」と不満げだったそうです。
この話を聞いた地元の実業家で井戸の掘削(くっさく)を手掛けていた石川藤助(いしかわとうすけ)は、かすかに上る湯けむりを頼りに、見事、水温100度以上の温泉を掘り当てたのです。
源泉はさらに複数個所でも見つかり、瞬く間に宿や商店が建ち並ぶ温泉街が出来上がりました。
現在は20軒余りのホテルや旅館が軒を連ね、年間で函館市内の宿泊者のおよそ半数にあたる130万人を受け入れています。
近くには、気軽に利用できる足湯や津軽海峡の絶景ポイントのほか、熱帯植物園などもあり人気となっています。
特に熱帯植物園では、12月から5月のゴールデンウィークまでの間、ニホンザルが温泉に浸かる姿が見られ、多くの観光客にうけています。
のんびりと温泉に癒されるサルと、それを見てまた癒される人間。ほっこり気分です。
スポット詳細情報
location_on
〒042-0932
北海道函館市湯川町
電話番号
0138-57-8988
スポット種類
温泉地・温泉街
営業時間
施設、店舗により異なる
定休日
施設、店舗により異なる
料金
施設、店舗により異なる
交通手段
市電 湯の川電停下車
※本ページに掲載の情報は掲載時点のものです。最新の情報と異なる場合がありますので、各スポットの最新情報は必ず各スポットのHPなどでご確認ください。