高龍寺
こうりゅうじ
北海道における
仏教開教はここから始まった
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2021年05月14日
吉川雅子
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高龍寺(こうりゅうじ)は江戸時代初期、現在の函館駅の北部に曹洞宗の寺院として庵(いおり)が建てられたのが始まりです。その後、大火や自然災害などで度重なる移転を余儀なくされ、1879年に函館山の麓に再建されました。函館に現存する最も古い寺院で、古刹(こさつ)にふさわしい重厚さと格調の高さを兼ね備えています。
僧の伝道・修行と生活の場となる七つの施設である「七堂伽藍(しちどうがらん)」がほぼ揃い、地域住民の生活に深く根差していることも評価され、2012年に10件の建造物が国の登録有形文化財に指定されました。
中でも、参拝者を迎える山門のスケールには圧倒されます。前後4本ずつ、8本の柱で支える八脚門(はっきゃくもん)は、小さなお寺のお堂に匹敵する大きさで、見上げると大小200以上の龍や獅子、鳳凰の彫刻に目を奪われます。
また絢爛豪華な須弥壇(しゅみだん)を抱えた本堂や開山堂は、日々の厳しい修行の場を思わせる凛(りん)とした雰囲気を感じさせます。
建築や装飾は主に、当時日本一の技術を誇った現在の新潟県柏崎市の職人集団が取り組み、旧函館区公会堂の建て替えにも貢献した豪商・相馬鉄平(そうまてっぺい)の寄付も活かされています。
スポット詳細情報
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〒040-0055
北海道函館市船見町21-11
電話番号
0138-23-0631
スポット種類
寺・神社、登録有形文化財
宗派
曹洞宗
拝観時間
9:00~1600
定休日
無休
料金
無料
交通手段
市電 函館どっく前電停下車、徒歩10分
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