東京都水道歴史館
とうきょうとすいどうれきしかん
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2020年12月11日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
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「東京のレストランでは、おいしい水が無料で飲める」と外国人観光客には感動されますが、大多数の住民は当然の公共サービスと受け止めています。
しかし400年の歴史を経て、世界でもトップクラスの水質基準に達したプロセスには関係者の知られざる苦労がありました。
その歴史に触れることができる「東京都水道歴史館」は、1995年に開館しました。江戸幕府を開く直前、地域を支配していた徳川家康が直面した課題は、天下統一後に発展する江戸の生活用水確保でした。
館内では、家康以降の徳川将軍が家臣に命じて、水源地からの上水を引き込む工事の様子を、模型や資料、映像などで展示しています。
特に木樋(もくひ)と呼ばれる、木の枠で組んだ水道管の実物や水源地から水を引く上水工事のアニメからは当時の過酷な作業が想像できます。
一方で、角度計算や測量術など当時の綿密な調査には驚かされます。
近代化していく水道設備や技術の変遷ぶりに、コップ一杯の水にも思いを新たにするでしょう。「水を飲むとき、井戸を掘った人のことを忘れてはいけない」という中国の言葉、それが実感できる施設です。
スポット詳細情報
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〒113-0033
東京都文京区本郷2-7-1
電話番号
03-5802-9040
スポット種類
ミュージアム
開館時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
定休日
毎月第4月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)
料金
無料
交通手段
JR総武線・中央線 御茶ノ水駅、水道橋駅から徒歩8分
東京メトロ・丸ノ内線、都営大江戸線 本郷三丁目駅から徒歩8分
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